【Time passed me by】


『未来にキスを ドラマ&サウンドトラック』の副題。
ドラマCDの正確な表記は『Kiss the Future <AFTER GENESIS>――ANABASIS(Time passed me by)』で、その一番最後の部分。

元ネタはほぼ間違いなくTM NETWORK『Self Control』に収録されている『Time Passed Me By』。
歌詞の内容とドラマCDの内容がどことなく似ていたり。
まあもちろん似てるから使ってるんだろうけど。
ドラマCDパッケージ表紙裏の「たのしかった思い出ばかりだけど、いつまでも子供ではいられない」とか。


【大洋ホエールズのリリーフエース】


ゲーム『美術教師・涼子』、同人誌『今宵の月は、sense of wonderに満ち満ちて』に登場。
「大洋ホエールズのリリーフエースみたいな顔をした老婦人」のように使われる。
「元長さん、元ネタ探すんめんどいんで遠回しに書かないでくれませんか?」シリーズの1つ。

あまりにもアバウト過ぎる表現なので確証は持てないけれど、まあ多分ハマの大魔神こと佐々木主浩。
ただ佐々木みたいな顔した老婦人なんているか?という気がしないでもないのでもしかしたら遠藤一彦か小谷正勝かもしれない。
どっちも古過ぎて違う気がするけど。


【チベットでラマに無理矢理修行させられた】


ゲーム『sense off』の主人公の幼き日の体験談。
両親に無理矢理連れて行かれたらしい。

多分非常に低い確率で元ネタは笠井潔・矢吹駆シリーズの主人公矢吹駆の過去。
もしくは谷甲州『天を越える旅人』か。

この独断と偏見に満ちた予想が当たってる確率は昔の消費税率以下。
元長氏の何となくの思いつきである可能性大・・・・・・・なのだけれど、
『未来にキスを』の主人公が他に連れて行かれた場所にも元ネタっぽいものが存在しているので当たってるかもしれない。

関連:
【アフリカでライオンに追い駆けられて死にそうな思いをした】 【笠井潔】


【チョムスキー】


ゲーム『sense off』に出て来た人名と思わせておいて実は朝の挨拶。(本当)
以下引用。

「あ、直弥、おはよー」
「チョムスキー」

超シュール。
とまあシュールは置いておくとして、元ネタは多分
ノーム・チョムスキー。(投げやり)
というか他にチョムスキーなんて知らない。


【定価39万8000円】


ゲーム『未来にキスを』で、主人公が商店街を歩いている際に発見した新発売のパソコンの値段。
スペックはCPU80386-16MHz、メモリ2MB(6MBまで増設可能)、CD-ROMドライブ1基、3.5インチFDドライブ2基搭載。
何このロースペックパソコン。
さすが80年代。

こんなん元ネタ見つかるのか?と思いつつ「CPU80386-16MHz」で検索してみたら「ハイパーメディアパソコン」なるものが該当。
で「ハイパーメディアパソコン」でまた検索してみたら
こんなもの発見。
CPUから何から何まで全て上記のスペックに一致。
見つけた時は「これか!」と思った。

このパソコンの発売(発表?)は1989年2月。
「『未来にキスを』の時代設定は1989年である」と元長氏は
『未来にキスを ドラマ&サウンドトラック』解説書で明記しており、
なおかつ主人公がこのPCを見かけたのが4月20日だから時期的にも完璧に一致。
よくもまあそこまで一致させたというか覚えていたというか何というか。


【テスラガール】


小説『飛鳥井全死は間違えない』『荻浦嬢瑠璃は敗北しない』に登場する飛鳥井全死の二つ名。
漢字で書くと「電気娘」。

元ネタはエレポップ(面倒なので『飛鳥井全死は間違えない』のあとがきに則りエレポップで統一)系のバンド、
Orchestral Maneuvers in the Darkの曲『Tesla Girls』より。
曲が聴きたければググればいいんじゃないかなという話。

関連:
【イディオット・カントリー】 【エヴァーラスティングラヴ】 【エルストゥリー】 【交響楽的作戦】 【ナインティーン】 【パーソナルジーザス】


【天啓】


「元長柾木作品にやたらと登場する言葉」シリーズの1つ。
ありとあらゆるゲーム・小説に登場する為、どの作品に出てくるか列挙する気にもならない。

元ネタは笠井潔の推理小説『天啓』シリーズから。

関連:
Carnival of a revelation 【笠井潔】


【トーリ】


ゲーム『嬌烙の館』の登場人物の一人。
「ナボコフ好みしそうだから気をつけないと」とは主人公談。
要するにロリータ。

まあ間違いなく元ネタは麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』『
』『木製の王子』(他にもあるかもしれないけど知らない)に登場する舞奈桐璃


【努力・根性・時の運】


ゲーム『未来にキスを』の主人公達が通う学校の学級目標。
「駄目な時は駄目」と言わんばかりの言葉を学級目標にする学校ってどうなんだという気もするけれども、
そんなことは気にしない&逆にそこがいい。
むしろ個人的には大好きな言葉。
『sense off』の「不可避という事柄は、どうしてもある」を何となく思い起こさせる。


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